6:スパークプラグの点検、交換
圧縮した混合気(空気とガソリン)に点火するのがスパークプラグです。スパークプラグが良くないと、ちゃんとした点火ができなくなり、出力の低下、燃費の悪化になりますので、定期的に交換します。スパークプラグには材質、型、熱価などで分けられます。中心電極の材質が鉄製、プラチナ製、イリジウム製の3つあります。耐久性のあるのは、イリジウムとプラチナです。
鉄製は、10000km程度、イリジウムは20000〜30000km程度、プラチナは50000〜100000km程度での交換がおすすめです。イリジウムは、プラチナよりも融点が高いのですが、中心電極が細いため耐久性は劣ります。プラチナはメーカーが100000kmごとに交換としていますが、最高の性能を維持できるのはおよそ50000km程度です。
型と熱価は車種ごとに異なりますので、取扱説明書にて確認してください。
最近では、タペットカバーの上にさらにプラスチック製のカバーが付いたエンジンが増えました。そのうえ、ダイレクトイグニッションシステムによる点火を用いたエンジンが増えた為、交換しにくくなっています。自信が無い時は、整備工場に依頼してください。
プラグコードのあるエンジンですと、比較的簡単に交換できます。工具は、プラグレンチを用意します。まず、プラグコードをタペットカバーから外します。長さで大体の位置がわかるのですが、わからなくなりそうな時はコードに印をつけるといいでしょう。また、1つずつ交換するのもいいでしょう。結構しっかりと付いていますので、コードではなく根元を持って取り外します。(コード内部が断線しないようにするためです。)
次に、プラグレンチでプラグを外します。かなりきつく締まってますので強敵かもしれませんが、反時計回りに回してはずします。外したら、新しいプラグと交換します。プラグを用意する際はエンジンによりプラグが異なる為、取扱説明書などで確認して購入しましょう。
新しいプラグをとり付ける際は、プラグのネジがエンジンにまっすぐ入っていくようにします。最初のうちは、ほとんど力を必要とせずに締め込んでいけるはずです。1〜2回転あたりで止まるようでしたら、まっすぐ入ってないので入れ直します。(決して無理やり入れないでください。ヘッド側のネジがこわれますので。ヘッドはアルミ製なので、以外と簡単に壊れてしまいます。)
工具で締め付ける段階まできたら、プラグの箱に書いてあるように締め付けます。必ずこの注意書きを守ってください。ヘッド側のネジ山が壊れますので。
プラグを取り付けたら、プラグコードを元の位置に間違えないように差し込みます。しっかりと差し込んでください。簡単に抜けるようでしたら、しっかり入ってません。コードを元に戻したら終了です。さらにカバーのある場合は取り付けて終了です。
補足:かつては、焼け具合のチェック、スパークプラグは清掃、ギャップの調整を行っていましたが、今ではほとんど行ってないのが現状です。取り外したら交換するようになっています。これは、プラチナ製プラグの普及によるものと考えられます。
焼け具合は外した時に見るのですが、中心電極のあたりの色を見ます。ススが付いていたりして黒くなっている場合は、燃焼状態が不完全燃焼気味です。白くなっている場合は、焼け過ぎですが気になるようでしたら、1つ冷え型の方に交換すると良いでしょう。正常な焼け方は、薄いキツネ色です。

