エンジンオイルの粘度
エンジンオイルには粘度があります。粘度とはオイルの粘りの度合いを表すものです。
粘度の高いオイルは金属の表面につくる油膜が厚くそれだけ大きな荷重を支えることができます。しかし、粘度が高すぎると粘性抵抗が大きくなるため、動力損失が増大します。反対に低すぎると動力損失は減少しますが、油膜が切れやすく潤滑作用が十分に行われなくなります。
ですから、適正な粘度のものを使用する必要があります。粘度により分類する方法にはいろいろありますが、一般的には、SAE(Society of Automotive Engineers:米国自動車技術者協会)粘度分類が広く用いられています。
粘度はSAE粘度番号で区分されます。一般的に自動車のエンジンに使用される粘度番号は、0〜60程度までで、0が最も低粘度で60が最も高粘度になります。ギヤオイルになりますと、90などがあります。0〜20くらいまではWがついていることがあります。これは、冬季用または寒冷地用を表します。
表示は「SAE10W」や「SAE30」などのシングルグレードと、「SAE0W−30」や「SAE5W−50」などのマルチグレードがあります。
シングルグレードのオイルは適応温度の範囲が狭く、外気温などの変化に対して、その温度に合った物に交換する必要があります。低温時には「SAE0W」、高温時には「SAE30」と言う具合に交換します。
マルチグレードのオイルは、適応温度の範囲が広くなっています。「SAE0W−30」ですと、気温の低い時は「SAE0W」の粘度で、高温時には「SAE30」の粘度であることを示しています。
基本的に、自動車のエンジンに使用されるオイルは、マルチグレードです。
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